どう選ぶ?オーストラリアの銀行をご紹介
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こんにちは、ジュークです。
オーストラリアでの生活が始まって、最初に行うことの一つが「銀行口座の開設」です。 しかし、いざ調べてみると「BIG 4」と呼ばれる巨大銀行から、聞き慣れないオンライン専用銀行、さらには州ごとの地銀まで、選択肢が多すぎて迷ってしまう方も多いはず。
「どこが一番金利がいいの?」 「維持費はかかる?」 「スマホだけで完結する銀行って怪しくない?」
今回は、オーストラリア在住7年目の私が、実際に複数の口座を使い分けてきた経験をもとに、2025年最新のオーストラリア銀行事情をまとめました。
安定の「BIG 4(四大メガバンク)」
オーストラリアには、日本の三菱UFJや三井住友のような存在として、4つの主要銀行があります。
- Australia and New Zealand Banking Group (ANZ銀行)
- Commonwealth Bank (コモンウェルス銀行)
- National Australia Bank (ナショナルオーストラリア銀行)
- Westpac (ウェストパック銀行)
これらBig 4はオーストラリアで生活していたら日常的に目にする銀行郡であり、オーストラリア経済・社会にて大きなプレゼンスを放っている印象である。
これら銀行をオーストラリアで生活していく上で利用するメリットは以下の通り。
- 店舗とATMが多い: 困った時に窓口に行ける安心感。
- アプリの多機能さ: 支出管理や割り勘機能など、デジタル投資が盛ん。
- 信頼性: 住宅ローンやクレジットヒストリー構築の際に有利。
一言で言うとユーザー視点では、日本のメガバンクと近いところがある。預金金利は後で紹介するオンライン銀行に比べるとやはり低く、アプリなども圧倒的に使いやすいUIかと言われると微妙である。以前はオーストラリアでも多かれ少なかれ「実店舗がある安心感」がメガバンクの強みの1つに挙げられていた印象だが、オンライン化がかなり進んでいる豪州にて、実店舗に行く機会もかなり特殊なケース以外なくなってきたのもある。大抵のことはアプリでできてしまう。
口座維持費も一定金額が毎月振り込まれていればタダになることも多く、勤務先によってはBig4の口座を給与振り込み口座に推奨される場合もあるので、1つぐらい持っていても損はないと思われる。
お金を増やすなら「オンライン専用(ネオバンク)」
日本でも増えてきた、実店舗を持たないオンライン銀行。デジタルバンク (digital bank) とかネオ銀行 (neo Bank) などとも呼ばれている。ここオーストラリアでもここ数年でかなり数を増やしてきた印象。店舗を持たずオンラインでのユーザーエクスペリエンスを追求する会社が多く、メガバンクに比べると預金金利が高い印象がある。
- ING: オランダ系。高い金利(条件あり)と「国内外のATM手数料実質無料」という強力な特典で大人気。
- ubank: NAB傘下のデジタルバンク。条件が比較的緩く、高金利を狙いやすいのが特徴。
- Up Bank: 若者に絶大な支持を受けるモダンなアプリ。貯金目標の設定などが楽しくなるUI。
- MeBank: Monthly Requirement少なめで高金利を提供。
オーストラリアの銀行で高い利息をもらうには、「月に$1,000以上入金する」「月に5回以上カードを使う」などの条件(Monthly Requirements)があることがほとんどです。自分のライフスタイルに合った条件の銀行を選ぶのがコツです。
穴場な「州立・地方銀行(地銀)」
以下はオーストラリアの各州を主な営業範囲とするいわゆる州銀・地銀である。
- Bank of Melbourne (メルボルン銀行)
- BankSA (南オーストラリア銀行)
- BankVic (ビクトリア州銀行)
- Bendigo & Adelaide Bank (ベンディゴ・アデレード銀行)
- Bank of Queensland (クイーンズランド銀行)
それぞれ各州や都市の名前を付けた名前となっているものの、別にその州の住民でなくとももちろん口座開設することができる。現に私も高い預金金利が特徴のクイーンズランド銀行の口座を保有している(2023年5月現在、条件を満たせば5.15%である)基本的に全てがアプリで完結するようになっており、特に実店舗は家の近くないが不便に感じたことはない。20代〜30代向けの限定プランなどで、メガバンクを凌ぐ高金利を打ち出すこともあり、穴場である。
Mutual Bank
オーストラリアでいうところのMutual Bankは、一般的な銀行と違って株主が存在しないため、上場企業ではないことが多い。場合によっては、口座保持者が実質的な銀行の「株主」のような権利を与えられることもあるようである。英語のサイトで調べるとMutual Bankは「member-owned」であるそうだ。
有名なMutual Bankは以下の通り。
- Great Southern Bank
- Newscastle Permanent
- Heritage Bank
- People’s Choice Credit Union
- Teacher’s Mutual Bank
- Police and Nurses Bank
私自身、Mutual Bankで口座開設をしたことがないため、具体的なメリットをあげることができないが、インターネットで調べてみたところ、株主への利益還元がないため、企業全体で見た場合の運用コストが低く抑えられている場合が多いそう。2023年5月現在、Great Southern Bankを例にとると預金金利はメガバンクより高い。
個人的な感覚として、オーストラリア開拓時代に僻地を赴いた人たちが必要な金融サービスを、大企業に頼るのも限界があるため、現地のコミュニティが築き始めたのが発祥な気がする。
Mutual Bankに近いものにCredit Unionというものがある。厳密にいうとMutual BankとCredit Unionは別物のようだが、株主がいないなど、一般的な銀行を比較した場合非常に近い側面がある。特徴として、特定の職種や地域に根付いている場合が多いようだ。広義にはなるが、日本で言うところの信用金庫に近いかもしれない。
以下、主なCredit Unionである。
- Bankstown City Unity Bank
- Australian Military Bank
- Fire Brigades Employee Credit Union
- Firefighters Mutual Bank
- Police Bank
- Victoria Teachers Ltd
おそらくこのような職種の方々には馴染みがあるのかもしれない(余談だが、IT業界のCredit Unionは存在しないようである)
終わりに
私がおすすめする、最も効率的で安心な銀行口座の持ち方はこれです。
- メイン口座:メガバンク(例:CBAやNAB)
- 給与の受け取り用。
- 家賃や公共料金の支払い用。
- パートナーとのJoint Account用。
- 街中で現金が必要なとき(ATM用)。
- 貯金用口座:高金利バンク(例:MeBankやubank)
- 余剰資金を置いておく場所。
- 利息を最大化させるため、極力引き出さない。
私は上記の組み合わせでここ3-4年を過ごしている。メガバンクの口座1つはなにかと便利であるが、預金金利の高い地銀やオンライン銀行の口座1つぐらいを持っておくと不便はないかと思われる。