オーストラリアの銀行、いろいろ使ってみての感想
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こんにちは、ジュークです。
高い預金金利を求めて、いくつかの在豪銀行を利用してみたこの4〜5年間でした。各銀行について、簡単にまとめていきたいと思います。
完全に個人的な感想とコメントです。
Commonwealth Bank
某黄色の銀行で、オーストラリア4大銀行の一行。
メガバンクだけあって、サービスの充実ぶりというか、まあ、いわゆる銀行サービスと呼ばれるものは一式揃っている。アプリも使いやすいですし、送金も楽チン。海外送金もできるはず。外貨用デビットカード「Travel Money」もある。
私はこの銀行でJoint Accountを作って奥さんと生活費の支払いをまとめています。
オーストラリアで働く企業によっては、給与の支払い口座をメガバンクにできればしてほしい、なんてところもあるようなので、1つぐらいメガバンクの口座を持っていてもいいと思います。
ちなみに、私がCommonwealth Bankの口座を作ったのは、学生の時に学生寮から一番近いところに支店があったからで深い意味は一切ありません。
同列のメガバンクに、ANZ、WestpacそしてNABがあります。それほどサービス内容に差異はないと思われます。
ただ、オーストラリアの銀行はオンライン化が成熟しており、店舗に行かないとできないことは日常生活においてほとんどありません。そしてJoint Accountなどのサービスも今やどんな銀行でも提供されていることが多いので、メガバンクでないとならない理由も薄れてきていると正直思います。
uBank
高金利を提供するネットバンクの先駆けのような存在の認識。ロゴは緑。
コロナ前の2020年前後は、他行を寄り付かせない高い金利をSavings Accountにて提供していたと思う。
当時、メガバンクが軒並み1%程度だった預金金利を、2.5%などを設定しており、それは驚いた。
私が初めて作った、金利目的の銀行口座。
AMP
オーストラリアで歴史のある銀行。青と水色のロゴが特徴的。
一昔前に不祥事に起こして、悪い印象を持っている人はそれなりにいる様子。
コロナ禍の金利上昇の煽りを受けて、高い金利を設定し始めた認識。
ただ、私が利用していた2021年前後はアプリの作りが決して充実しておらず、送金しても反映されるのに半日〜1日など時間がかかったり、カスタマーサポートへの問い合わせにとにかく時間がかかった印象。
あまり長いこと使いませんでした。
ING
一月に5回決済することでボーナス金利がもらえる、オランダ系の銀行。ロゴはオレンジ。
アプリも私が利用開始をした2020年前後はしょぼいUIだったが、毎年改良が行われている印象。
5回決済することで、ボーナス金利に加えて、ATM利用料や外貨払いの手数料がタダになったりするので、便利っちゃ便利。
なんだかんだ長くお世話になっています。
Bank of Queensland (BoQ)
クイーンズランド州を拠点とする州銀であるが、オーストラリア全土でサービス展開。ロゴは青とオレンジ。
INGと同じく5回支払いを行うことで、高い預金金利を提供する銀行としてそれなりに有名な認識。
アプリも使いやすく、シンプルかつ洗練されたUIのため、ユーザーエクスペリエンスは高いと思う。送金・入金も即時に処理される。
特に35歳以下だと金利が5%以上(2023年12月現在)だったりするので、結構魅力的。
MeBank
ロゴが白と黒のオンライン銀行。
おそらく2023年12月現在、口座を作ってから4ヶ月のみなどの期間限定の利率を除けば、オーストラリア全土で一番良い利率を提供していると思われる。現時点で、毎月2,000AUDをいれることで5.50%である。わっほい。
前述のBank of Queenslandの子会社であるため、アプリのデザインは全く同じ。違うのは色だけ。
オンライン銀行の形をとっているため、調べた限り2023年12月現在、店舗があるのはメルボルンだけ。
終わりに
銀行に何を求めるかなんて人それぞれだと思うので、その時々で使いやすい銀行を選ぶのが良いと思います。個人的に最も良い組み合わせは、給与受け取り用にメガバンク(もろもろサービスが充実しているのはやはり魅力)、そして貯金を高利率のSavings Accountを提供する口座に入れて不労所得を得る、の組み合わせがお勧めです。
金利5%となると、何もしなくても少なからず毎月お小遣いがもらえますので、おいしいですね。