日本の電話番号で登録したLINEアカウントにログインできなくなった事件を解決した話
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こんにちは。ジュークです。
早速ではありますが、このブログのタイトルの通り、先日、日本の電話番号で登録したLINEアカウントにログインできなくなった事件が発生。新しいデバイスや初期化したスマホでの初回ログイン時は、電話番号認証が必須のため、日本の電話番号で作成したアカウントでは当たり前な話、登録してある日本の電話番号に暗証番号が飛ぶ。
しかし、ここはオーストラリア。そのSMSを受け取ることなどできない。
がちょーん。
しかしなんだかんだで、1日足らずで解決しました。
このブログに備忘録として、そしてもし将来同じような境遇の方の参考になればと思いブログを書いています。
そしてLINEのカスタマーサービスの皆様、本当にありがとうございました。
事件
もともとこんなめんどくさい事件のきっかけとなったのは、所有しているiPhoneが不具合を起こしたことに起因する。具体的いうと、ストレージに「System Data」となるファイル容量がなぜか日に日に増していく現象がここ1週間で起こった。64GBのストレージ容量のうち、48GBがこれになった。残りは写真とかアプリとかOSで占められ、末期でストレージ利用率は99.99%とかになっていた気がする。
これじゃ写真も撮れないし、何もダウンロードできないし、なによりスマホの動作が不安定で遅い。
イライラしながら「System Dataってなに?」と思ってググってみると、iPhoneが作動する上で必要なキャッシュやログ、各種アプリの一時ファイルなどが含まれるようだ。
って、そんな細かい話は正直どうでもよくて「どうやったらこれを消せるのか?」をググりまくったが、具体的な方法は見つからず。
めちゃくちゃ簡単にまとめると、以下が結論となった。
「原因はわからないが、iOSの経年劣化による事象の1つ。Macに繋げてバックアップをとって、iPhoneを初期化することしか対策がない」
いまいち解決策になっていない気がするが考えても仕方がないので、自分のMacにiPhone繋げてバックアップを試みるも、エラー連発で全くできず。
そうこう焦っているうちに、iPhoneが完全にクラッシュし、使えない状況になった。具体的に言うとホーム画面に何も映らない。壁紙だけ。壁紙だけ写ってどうすんねんって冷静に突っ込んでしまった。
「もう強制的に初期化するしかない」と覚悟を決めた私は、あれこれ調べて強制初期化を実行。
これが悪夢の始まりだった。
アプリの入れ直し、そしてラインの罠
出荷時に戻すファクトリーリセットを行い、iPhoneを初期化。
これはうまくいった。綺麗さっぱりiPhoneが初期化され、意味のわからないジャンクファイルもなくなり、動作もサクサクになった。よかったよかった、とほほ笑みながら、面倒極まりないが消えたアプリを1個ずつ入れていく。
銀行アプリ。株アプリ。Google系のアプリ。子供の写真アプリ。ツイッター。
そして。
ライン。
Appストアで、ラインのロゴ見た時、背筋に変な感覚が走った。
「登録してあるアカウントの電話番号、日本のじゃなかったっけ」
その嫌な予感は的中した。
オーストラリアに来てから使いはじめたアプリやオンラインサービスはもちろんながら、オーストラリアの携帯電話番号で登録してあるので、SMS認証などはサクサクできる。
しかし、ラインは違った。日本在住時に作成・使用していたので、当時使っていた日本の電話番号で登録してある。SMS認証ももちろん、その番号に飛ぶ。
その電話番号自体は、日々細々と費用を支払っていることで維持自体はできている。
しかし、オーストラリアでその電話番号では、電話もSMSも受信できない仕様(格安SIMだから)
つまりラインにログインできない。
絶望した。
家族とも日本の友達とも連絡が突然、取れなくなった。
絶望
こんなことになるまで知らなかったが、LINEにはメールアドレスでのログインもあれば、Facebookログイン、AppleIDログインなどもある。いくつかのログイン設定をあらかじめしておくことで、私のような惨劇は免れることができるっぽいので、ぜひおすすめしたい。
Facebookとの連携なんてそんな設定をした記憶は一切なかったが、Facebookログインを試みる。
もちろんだめだった。
Apple IDもダメ。
メールアドレスでのログインで進めていくと、SMSで送られるアカウント移行の認証番号を求められる。そんなものは受け取れない。私は南半球におるのだ。
絶望した。
「え、次回日本帰るまでライン使えないってこと!?」
復活
そんな絶望のどん底にいた私は、グーグル検索で同じような境遇の人がいないかを探した。
- 海外在住
- 日本で作ったラインアカウントを保持
- iPhone不具合など理由はなんでもいいから、サインアウトとなりログインできない
- 日本に帰る予定が当面ない
「こんな人いるのか?」と思いながらも検索を続けると、近しいブログ記事を発見。そこに書かれていた魔法の言葉。
「ラインのカスタマーサポートに問い合わせしたら、助けてくれました!」
ラインのカスタマーサポート!?
そんなものがあることさえ知らなかった。
私はすぐさま、雲をも掴む思いでラインのカスタマーサポートのページを開き、必要な情報をただただ埋め、「助けてください」と全身全霊の思いをかけ、問い合わせフォームを送った。
私はこれまでの人生の全ての悪行を悔い改め、翌朝返事が来ることを祈って床に着いた。
翌朝。
カスタマーサポートから返事はない。
まあ、夜中の十時半とかにフォームを送ったわけなので、そんな早く返事もくるはずがない。
娘のチャイルドケアの支度をし、自分の出勤の準備をし、いつも通りの生活がするも、頭の中は「早く返事がこないかな」と初恋の相手に無心の中学生みたいな心境だった。
返事が来たのは正午くらいだった。
「こうこうこうやったらできるかもしれないので、やってみてください。ダメだったら、その旨記述の上、また問い合わせフォームをお願いします」
と書いてあった。私は昼休みそっちのけで、ガイダンスにそって作業を行なった。
でもエラーが出て、ダメだった。
私はまた絶望した。
しかし絶望していても、何も始まらない。
「言われた通りにやったけどダメだった。こういうエラーが出ます。スクショ貼ります。助けてくれお願いします」
と再度問い合わせフォームを送った。このとき、私の体力はもうゼロに近かった。
ヘナヘナな気持ちになってしまい、仕事でも疲れた私は帰宅することにした。
そうしてるうちに、夜二十時ごろ、LINEから返事があった。
「お客様の認証が確認できましたので、今回は特別対応で48時間以内に以下のURLからアカウントの再設定してください」
わたしは4.8秒でそのURLをクリックした。
登録メールアドレスやパスワードなどなど、指示に従って個人認証の情報を入れた。
そうすると、なんということだろうか。
無事ログインができたではないか!!
見慣れたアイコン。見慣れたチャットグループ。見慣れた友達の名前。全てが輝いていた。
私の中の全米が拍手喝采の大号泣。
私は全ての人に感謝をした。
終わりに
この事件で学んだことは以下である。
その1。
ラインのログイン方法はいくつか確保しよう。Facebookがわかりやすい。
その2。
友達や家族との連絡手段は2つ以上確保しよう。ラインなど1つだけだと、このような状況に陥ると終わる。
その3。
定期的にスマホのバックアップを取ろう。
その4。
日頃の行いを顧みて、一日一善を心がけよう。
ありがとうございました。