1歳児をつれてオーストラリアから日本へ一時帰国してみた

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こんにちは、ジュークです。

さっそくではあるが、一才の娘を連れて家族三人で初めて日本へ一時帰国中です。コロナ禍であったことから生誕から娘に会うことができなかった両親についに娘の顔を見せることができるなど、充実した帰国になっています。

このブログでは、一時帰国して思ったことなどをつらつらと書いてみたいと思います。

最初の関門・飛行機

今回の帰国では、日本の翼・日本航空さんのお世話になりました。

色々なブログやトゥイッターを事前にみて、なるべく娘を搭乗前に遊ばせて走らせて飛行機の中ではぐーすか寝てもらう作戦を練りました。

しかし、シドニー空港の国際線ターミナルには子供の遊び場がほとんどないことに到着してから気づき(コロナ禍のせい?)少し焦りました。

結論から申し上げると、オーストラリアも国境解放を始めたとはいえまだまだ海外旅行者数も少ないのかそんなに空港も混んでおらず、場所を選べば娘が好き勝手走り回っても大丈夫な感じでした。

うちの娘は離陸・着陸時も騒がず、奇跡的に終始大人しくしておりました。

途中、CAさんから子供用のおもちゃももらい、食事もキッズミールを準備いただき、とても充実したフライトでした。ただし、おそらく前述の通りまだまだ国際線の利用者数がコロナ前に比べると少ないためか、飛行機が若干小さいモデルだったため、あまり娘が機内を散歩する場所がなかったのは少々残念でした。

羽田空港についてからも、事前に「Visit Japan Web」で登録していたこともありスムーズに入国審査なども進み、ストレスフリーな旅となりました。

空港からの移動

私の実家が空港からそんなに遠くないので、結論から申し上げると今回はUberを利用しました

他の交通手段を調べたところ、以下のような感じでした。

  • 電車:最も安い移動手段ではあるが、9時間のフライトの後に、大きなスーツケース2つと1歳児を連れては大変だろうと断念
  • バス:電車についで安い選択肢であるが、バスを降りてから実家までのタクシー探しが懸念となり断念。前述の通り大きなスーツケースなどがあるので、大きめのタクシーが捕まらない時、および1歳児がぐずった時のリスクを考えました。
  • 空港タクシー:事前に値段がわからない、あまり大きいタクシーが止まっていないリスク、など。あと私が住んでいる地区のタクシー会社は電話予約のみであるが、海外からの電話がかからず、そもそも予約ができないといった始末。

Uberのメリットは以下の通り。

  • 事前予約がいらない(実際に呼んでから5分ぐらいで到着)
  • 大きめのバンがくる(今回は日産・セレナ的なのでしたので、荷物も余裕で入りました)
  • 車内が広々している
  • 事前に値段がわかる
  • 空港タクシーより安上がり(地域にもよると思うので要確認です)
  • オーストラリアでも使っているのでいちいちユーザー・カード登録がいらない

一才の娘も大騒ぎせずに、Uberで快適な旅となりました。

日常生活で思うこと

実家から買い物や人に会う時などに使用する電車の体験についてまとめてみます。

駅のエレベーターが少なく小さい

大きな駅・大型デパートにはもちろん台数の視点ではそれなりのエレベータが準備されていますが、当然ながら利用者数も多いため、基本的に「待ち時間」が非常に長いと感じました。

そしてエレベータも1台1台が決して大きくないため、ベビーカーが入って2台が関の山、みたいな場面に多く遭遇しました。これも待ち時間を長くする要因です。

シドニーのショッピングモールでは、ベビーカーが5台入る業務用エレベーターを思わせるサイズのものが多いため、なおさら感じたかもしれません。

移動の際は時間を多めに見るのが良いと感じました。

段差と階段が多い

一人暮らしの時にはあまり感じませんでしたが、関東の繁華街は階段が非常に多く、エレベーターがないところも結構あります。

なので、「え?ここもエレベーターないの?」とため息のでる場面もちらほらあります。

また、歩道にも小さな段差が結構あり、ベビーカーをちょいちょい突っかけてしまうことがあります。

これもよしあしなのですが、日本のベビーカーは「コンパクトさ」「軽さ」に重点を置いているものが多いイメージです。これは軽いため持ち運びが便利といった利点がある一方、逆を返すと安定性を若干犠牲にしているので小さな段差でガッタンと子供が揺れてしまうこともあります。

オーストラリアで流通しているベビーカーはサイズが大きく重いものが多い反面、重いからこその安定性といった側面では優秀なものが多いと感じます。多少の段差や穴ではびくともしませんし。

オムツ交換の場は要注意

主要駅や大型商業施設にいけば、もちろんオムツ交換をするための施設は整っています。非常に清潔であり、広いところもあるのでオーストラリアより充実していると思うこともあります。

一方、小さい駅だったり、少し古い建物だったりこぢんまりとした飲食店だと、もちろんオムツ交換をするトイレはない印象です。

オムツ交換をするタイミングは要注意です。

人は優しい

滞在10日ぐらいの体験になりますが、概ね日本社会は赤子に優しいと感じました。

もちろん通勤ラッシュ時や電車が混み合う時間帯は避けるようにしていますが、それ以外で、仮に電車で娘が泣いても特段文句をいってくる人もいないですし、逆に泣いているとあやしてくれる人もいたりしました。

ベビーカーをエレベータに載せようとすると、ドアを開けて待っていたりしてくださる方もいました。

SNSやブログでは「日本社会は子供に冷たい」「ベビーカーを蹴られる」といったことも聞いていたのでビクビクしていたのが正直なところだったので、良い意味で予想外といいますか、心が温まる滞在となっています。

終わりに

私の場合日本は短期滞在で、シドニーが長期生活の中心であるので一概な比較はできませんが、客観的に申し上げると、シドニーのほうが子連れでの生活はやはり楽だな、と思います。

最大の理由はやはり、「街の広さ」です。

日本、特に関東の人の多いところは歩道も狭く、飲食店も決して広くなく、人も多く、場所によっては街の作りが古いのでエレベータがないところも多いです。そういったところでベビーカーを持って移動することは非常に苦難です。

シドニーはまず街が広く、人も少なく、飲食店もそのほとんどが広々としているところが多いのでベビーカーを持ち込んでも周りが気になることもほとんどありません。

また、シドニーには空き地や公園も多いので食前・食後に子供を公園に連れて行って遊ばせることも容易です。

東京には東京の良さがもちろんあると思う一方、「のびのびと子供を育てやすい」の観点でいくとシドニーのありがたみを感じる滞在ともなっています。

後数日滞在予定のため、感じたことはまたまとめてみたいと思います。

日本生まれ、海外育ち、2018年よりオーストラリア在住。2021年7月に第一子が誕生。普段は外資系企業でサラリーマンやってます。

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