【2021/12/28時点】オーストラリア株式投資:注目の4社のご紹介
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こんにちは。ジュークです。
オーストラリア株式への投資を始めて1年半以上が経過しました。
今のところ順調に含み益も伸びており、コロナ禍で色々あったし色々日々起きているにせよ、概ねうまくいっていると思います。
今日はそんな中で、株式投資の個人的な注目4社をまとめて見たいと思います。
主に大企業の株式、いわゆるブルーチップが中心となります。
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Wesfarmers (ASX: WES)
早速ですが、ウェスファーマーズは正直日本人にはあまり馴染みのない企業かもしれません。
本社を西オーストラリア州・パースに置き、2020年決算で売上約3兆円、営業利益2000億円超の超優良企業です。
何を隠そうウェスファーマーズは豪州経済を代表する企業であり、日本でいうところの総合商社に近い形態をとっています。
オーストラリア在住の方でも「フェスファーマーズ」の名前は聞いたことないかもしれませんが、以下の会社を所有すると聞いたら驚くのではないでしょうか?
- Bunning Warehouse
- Kmart
- Target
- OfficeWorks
- Coles (50%)
- flybuys (50%)
- Priceline (※2022年1月8日ごろ、ウェスファーマーズによる買収が確定)
どれもこれも日常生活でよく訪問するお店ばかりですね。
これらはウェスファーマーズが所有する企業のごく一部であり、日本の総合商社のごとく「川上から川下まで」「ミサイルからカップラーメンまで」ほど幅広い事業運営をしています。
資源では、昨今電気自動車で需要爆増中のリチウムやレアアース。原油や天然ガス、化成品にももちろん手がけていいます。
つまりオーストラリア経済・社会の根幹を握っているような会社ですね。
日本で三菱グループがありとあらゆる産業で大手企業を有しているのと感覚は近いと思います。
配当率こそ3%程度と控えめですが、2002年から右肩上がりのその株式は注目ですね。
Commonwealth Bank (ASX: CBA)
オーストラリア在住の方には説明不要のオーストラリア4大銀行の一角。
日本で言うところの三菱UFJ銀行とか三井住友銀行とか、社会における立ち位置はそんな感じです。
2020年の売り上げ300億豪ドル(約2.4兆円)、営業利益90億豪ドル(約7200億円)、利益率約30%の高利益体質。
日本の三菱UFJ銀行が2020年、売り上げ5兆円に対し利益7000億円、利益率14%なので、コモンウェルス銀行の稼ぎ方が尋常じゃないことがわかります。
もともと国営だったことや、多角経営により堅調な収益基盤を有していることも高く評価されている一方、昨今ビットコインをはじめとする仮想通貨の事業化も進めるなどプラス要素が多い銘柄です。
まあ、このご時世ですからいわゆる銀行業は儲からない分野になりつつあるのも事実。どちらかというと「買っても大損はしないだろう」といった市場期待が寄せられやすいのかなとも思います。
配当率も3%で控えめといえば控えめです。
とはいえ、過去20年でその株価は右肩がり。コロナ禍で一度落ちたものの、その後は急速な回復を見せています。
BHP Billiton (ASX: BHP)
オーストラリアのお家芸、資源・鉱山の雄ですね。
世界最大級の資源発掘企業であり、世界で93番目に大きい企業としてフォーブスランキングの常連でもあります。
石炭、銅、鉄鉱石、原油などといった製造業・資源の根幹を握る企業であり、その活動はオーストラリアのみならず、アルジェリアやアメリカ、ブラジル、カナダ、チリなどといった資源埋蔵国で手広い。
2020年での売り上げは約4兆円に対し、営業利益1兆円超の利益体質。
配当率も10%に迫る高水準です。
株価は過去20年で上がっているとはいえ、落ちる時は激しく落ちる。今や世界最大の資源消費国である中国とオーストラリアの外交などにも左右される側面が強いので、世界経済の影響を強く受ける企業といってもよいでしょう。
Fortescue Metals Group (ASX: FMG)
資源業界からもう一社。
こちらは鉄鉱石生産量ではBHP、リオ・ティント、ブラジルのVale(バーレ)に次ぐ業界4位につける企業です。
2020年の売り上げ1.4兆円、営業利益6000億円超の桁外れの利益率。
主に西オーストラリア州の鉱山を拠点とし、競合のBHPなどと比べるとその国際色は控えめで日本での認知度も業界人でなければ知られていないでしょう。
しかしながら、投資家目線で見ると非常に熱い銘柄です。
下の図の通り、株価は右肩上がり。コロナショックもなんのその。
そして18%という桁外れの配当率。こりゃあ買うしかない。
それでは、今日はこのへんで。