【2022年4月10日現在】オーストラリアにおけるコロナ禍について

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こんにちは。ジュークです。

今年も早くも四分の一が終わり、早くも4月です。

ここ南半球のオーストラリアは秋に突入しつつあります。

オーストラリアの秋といえば、とにかく寒暖の差が激しいのが特徴といえます。朝晩はひんやり冷えますが、昼間は真夏のように暑かったりします。そんな日が多いのと同時に、寒い日が突然きたり、突然暖かくなったりと、不安定な気候が続く季節です。

それはさておき、現在のオーストラリアの様子について簡単にまとめて見たいと思う。

繰り返しにはなりますが、正確な情報は政府や航空会社の発表については公式サイトを確認ください。

在宅ワークと出勤

私の働いている会社では、在宅勤務と出勤の度合いについては特段指定されていない。言葉を変えると、「仕事ができるのであれば、その裁量は従業員に任されている」状態。このような方針は、少なくとも豪州のIT業界では結構多くの会社で取られていると感じる。

個人的な話だが、私はオンとオフをできる限り分けたいと思っているタイプなので、コロナ禍当初からあんまり在宅勤務は好きではない。もちろん、朝早いミーティングがある日や、欧州や米国との深夜会議があるときは非常に助かるのは事実だし、小さい娘と過ごす時間を得られることはとても良いと思う。

一方、「ちゃんと仕事に集中できる環境はどちらか」と聞かれると私は迷わず「出勤」と答える。

やはり通勤時間でのオンとオフの切り替え、とどのつまりオフィスにいくことによりスイッチを入れ、オフィスを出る時にスイッチを切ることが非常に精神衛生上とても重要だと感じる。

やはり在宅勤務だと、時折オンとオフの境目が曖昧になり、いつまでも脳が活発化してしまうこともある。なにより朝の仕事始めにエンジンをかけることがとても難しく、いつまでも中途半端な状態になってしまうこともあったりする。

ただ繰り返しにはなるが、やはり朝の通勤時間も家で休めたり、娘と過ごせる時間が増えることを考えると在宅勤務も悪くない。

そんなこんなで週2〜3日はオフィスに行き、それ以外は在宅勤務といったパターンがここ半年ぐらい続いている気がする。このバランスが私によっては最も良い。

しかしながら、長く続いたコロナ禍でオフィス街の飲食店がだいぶ潰れてしまったことにより、お昼ご飯の選択肢がかなり狭まった。コロナ禍前は、パッと思いつくだけでも10種類ぐらいのカフェやレストランがオフィス近辺にあったが、今ではその半分くらいあればいいぐらいになってしまった。

それでもいっときに比べたらだいぶ良くなったとは思うが、「LEASE」のラベルがずっとなくならないテナントも結構多い。

旅行の可否

私の認識している範囲では、国内旅行は概ね規制が完全に撤廃された。飛行機に乗る時も、車で他州にいく時もPCRテストなどは必要ないと思う。この2年間、ニューサウスウェールズ州に閉じ込められていた身からすると、これはとても明るいニュースである。

メルボルンやブリスベン、ケアンズ、タスマニアといったところに遊びに行ける。

一方、海外旅行はまだ前途多難である。私の知っている範囲では、4月中旬からオーストラリアの入出国時はPCRテストが不要になる。

なので、オーストラリアはかなりコロナ禍前の状態に戻りつつある。

一方、肝心の日本はまだまだその兆しが見えてこない

私の認識している範囲では、飛行機への搭乗72時間前のPCRテストは必要であり、日本の空港に到着してからもテストを受け、陰性が証明されたら入国手続き。そのあとも政府指定にアプリを入れて…といった感じで、「帰ろうと思えば帰れる」がまだまだ障壁が高いと思ってしまう状態にある。

ここ最近のコロナは「無症状」の場合も多いので、いつどこで陽性反応が出るかわからないし、万が一陽性となると全ての計画が狂うリスクもある。

それでもこの2年ほど日本に有無を言わさず帰れなかった状態に比べたらかなり改善した。それもあり、私の周りでもこれを機に日本へ一時帰国をする人が増えた。またいつ変異種が登場し、鎖国に戻るかもわかりませんからね。

一方、シンガポールやマレーシア、ニュージーランドはそういった規制を完全撤廃する方向に動いているようだ。これらの国々とはPCRテストなど面倒なことをせずに往来できるみたいである。

ただ、規制緩和に向かっているとはいえ、コロナウィルスがなくなったわけでもない。「安全の観点から飛行機に乗りたくない」と思う人は一定数いると思うし、私もどちらかというとそちら側の考えに賛同している。

日々の生活

私の住むシドニーでの生活は、概ねコロナ禍前に戻ったと言えると思う。今でも、電車やバスに乗るときはマスクが義務付けられているようだが、それを除けば大方、以前の生活に戻ったと言える。

それでも難しいと思うのは、法律や政府の命令では「元に戻った」部分も多いが、この2−3年で経済的にも社会的にも、失われたものがあまりにも多すぎると思う。

前述の飲食店なんかが特にそうだ。特に、オフィス街の飲食店は壊滅状態にあるところが多い。ショッピングモールなどでも一部でまだテナントが空いているままだったりもする。

電車やバスもいっときに比べるとガラガラだ。余計なお世話なんだろうけれど、政府の採算がちゃんと取れ、公共交通機関として中長期的にこれまで通り維持されるのか時々不安になるレベルだ。例えば、朝八時半などのいわゆるラッシュアワーに乗っても、一車両に10人しか乗っていないとかザラであったりする。

娘が通い始めたチャイルドケアにも、月に1回くらいは「コロナが出ました」的な通知が来る。そういった場合は、各自の判断で子供を預けるかどうか考えることになる。当たり前かもしれないが「預けない」選択肢を取る家庭が多いようだ。そういった観点でも、まだまだコロナ禍の影響は続いていると言える。

最後に、私だけかもしれないがやはり人混みを最大限避けるようになった。これまでは週末はシティのガヤガヤしているところへ行くのが好きだったが、最近は家の近所のこぢんまりしたカフェでゆったり過ごすことも増えた。やっぱりまだ密な空間に行くことに前向きな印象は持てないし、できれば換気のよい場所を優先することになった。

なんだかんだ、あと2−3年はコロナ禍の余波が続くと思っている。

日本生まれ、海外育ち、2018年よりオーストラリア在住。2021年7月に第一子が誕生。普段は外資系企業でサラリーマンやってます。

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