コロナ禍をオーストラリアで経験してみて

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SYdney townhall

こんにちは。ジュークです。

今年の2月ごろより本格化したコロナウィルス。私が住むオーストラリアでもその影響は大きく、現在メルボルンを州都に持つビクトリア州はロックダウンを敢行するなど大きな渦中にあると言えます。

それではオーストラリアで暮らすサラリーマンという一立場から見ての経験談です。

2~3月:勃発

この時期私は、ちょうど現職に転職をしたばかりの時期でした。右も左も分からない状況で、コロナウィルスが徐々に広まっていっているのを感じていたのを今でも覚えています。

3月頭にオーストラリアでも本格的に深刻度が増したことから、私の勤め先の会社はオフィス閉鎖を決断。全社員 work from home (WFH) が決定されました。会社の本社のある米国西海岸でも急速に広まっていたことから、全世界の社員に対しての命令でした。

転職して1ヶ月。上司との関係もまだ築けていない中での大きな変化。戸惑いを隠せませんでした。「俺クビになるのか?」と日々思いながら仕事していました。

また自分の身近なところでコロナウィルス感染者が出たこともあり、私も病院へ行き検査を受けました。夜19時ごろに州政府から電話があり、20時には病院へ行き、帰宅したのが23時すぎでした。結果は陰性でしたが、リスク承知で同伴してくれた奥様には感謝を伝えきれません。

4~5月: 憂鬱

この時期にはオーストラリア全土がロックダウン、もしくはそれに近い状況にありました。外出は必要最低限。仕事も在宅。家を出るのが食糧調達のスーパーへの外出くらいになりました。

テレビをつけても毎日コロナウィルスの感染・死亡のニュースばかり。毎日見ているとだんだん気持ちが沈んでしまって、奥さんと相談してテレビを見過ぎないことを決めたこともありました。必要な情報だけ入手したらチャンネルを変える。情報収集も大事ですが、滅入って気持ちが沈んでしまってはこの状況を乗り切れないと思ったからです。

会社は引き続き在宅勤務。2020年8月頭現在、私の勤務先は年内は在宅勤務を継続することを決めました。そういったわかりやすい判断と命令があると従業員としても動きやすい側面はあるので、ありがたいと言えばありがたいですね。

ただ転職して1ヶ月でこの状況となったため、同僚とのコミュニケーションはチャットやメールが主となり、雑談や気軽に質問をするといった機会がなくなってしまったのはまた寂しいことです。

6月~8月:2歩進み、1歩下がる

6月ごろにはようやく峠が過ぎたような雰囲気が出始め、一部規制が緩和されたタイミングでした。レストランなどが一部条件付きで営業し始めたり、私が週末やっているスポーツなどの屋外活動も解禁。少しずつ前の生活が戻ってきた、このままいけば年内には元どおり、といった期待がどこかあった雰囲気を今でも覚えています。

しかし7月半ばごろからビクトリア州で急速な拡大、いわゆる第二波が始まりました。その波はすぐに豪州全土に広がり、7月末にはクイーンズランド州が実質の州境封鎖に踏み切りったりと、4-5月の状況に戻った感は否めません。

ニュージーランドとのフライトを再開する、太平洋諸国とのフライトも順次解禁と謳っていた報道も気がつけば聞かなくなりました。

2020年8月3日現在、オーストラリアで暮らしていてコロナウィルスのトンネルはまだまだ長く、暗いイメージがどうしてもあります。日本とのフライトもANAが飛んではいますが入出国には政府の許可が必要など、日本への一時帰国が次いつになるかも分かりません。オーストラリア国内旅行でさえ、いつ行けるか全く読めません。オーストラリア第二位の航空会社・バージン航空が経営破綻したことも大きなニュースとなりました。結果的には米国系ファンドに買収されましたが、第一位のカンタス航空も政府の補助金で延命処置をしているのが現実です。

それまで「絶対安定」とも言われた会社が破綻だの経営不振だのといったニュースはいかにコロナウィルスの影響が大きいか思い知らされます。

所感

一市民として感じることは、オーストラリア政府の決定は比較的早いと言える事と、指示が明確であるということです。4月のロックダウンの決定も、飲食店の営業基準や外出して良い理由なども、分かりやすさ100点とは行きませんが十分にわかりやすい内容で報道されていると感じます。厳しい罰則も設けられているため、生活をしていてもそれほど大きな問題や暴動が起きている印象もありません。

もちろん、中にはビクトリア州に行っていたことを黙って飛行機に乗った人、「ビーチはオーストラリア人の心」的な主張でビーチに集う人々もいます。こういう人たちは世界どこいってもいるんだな、というのが私の印象です。良くも悪くも。

日豪のコロナ対応を見ていると、決定的に違うのは政府の動きです。オーストラリア政府のコロナウィルス対策は基本的に「命令」であり、上にも述べたように罰則付きが多い印象です。一方の日本は「要請」「お願い」であるケースが多いように見受けられます(違っていたらすみません)。もちろん両国の法整備や文化の違いもあると思いますが、こういうところでもその影響が出るんだなと日々感じますね。逆に、日本人は「要請」でもきちんということを聞く社会と秩序があると言えるのかもしれませんが。

2020年も早くも半分以上が経過しました。コロナウィルスはいつまで続くのでしょうか。1日も早い回復と、今まで通りの生活に戻れることを願うばかりです。


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