【2026年入学版】いよいよ「Big School」デビュー!オーストラリアの小学校入学ガイド(キンディー・学区・準備のすべて)

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こんにちは、ジュークです。

我が家の子どもも、ついにこの時がやってきました。 そう、小学校(Primary School)への入学です!

オーストラリアでは、小学校の最初の学年(0年生)に通い始めることを「Starting Big School」と呼んだりします。 しかし、ここで日本人の親御さんが最初にぶつかる壁が……

「え、キンディー(Kindergarten)って幼稚園じゃないの?」 「申し込みはいつ?学区って何?」 「ランチボックスには何を入れればいいの?」

という疑問の数々。 私もオーストラリアの大学には通っていましたが、小学校のことはなんもわかりませんでした。初めてのことばかりで悪戦苦闘。

色々と自分で調べたり、自身のオリエンテーションなどへの参加体験から今回は、これから入学を迎えるお子さんを持つパパ・ママのために、オーストラリアの小学校入学の仕組みと準備について、私の体験を交えて分かりやすくまとめました。

そもそも「キンディー(Kindy)」って何?

まず一番ややこしいのが名前です。

日本では「キンディー=キンダーガーテン=幼稚園」ですが、シドニーの所在するNSW州やACT(キャンベラ)では、小学校の1年目(0年生)のことを「Kindergarten(略してKindy)」と呼びます。私の勝手なイメージですが日本でいう年長クラスが、今後通う小学校の敷地内にあり、学校の一部としてくっついている感じです。

つまりキンディーに入学するということは、「小学校に入学する(義務教育が始まる)」ということです。州によって呼び方が違うんですね。めんどくさいなあ…。

オーストラリアは州によってこの「0年生」の呼び方が違います。引っ越しなどの際は注意が必要です。

  • NSW / ACT (シドニーやキャンベラ): Kindergarten
  • VIC / QLD / TAS(ブリスベンやメルボルン、ホバート): Prep (Preparatory)
  • SA(アデレード): Reception
  • WA(パース): Pre-primary

この記事では、便宜上「キンディー(0年生)」として話を進めます。

何歳から入学するの?

一般的に、その年の7月31日時点で「満5歳」になっている子どもが入学対象です(NSW州の場合)。

※州によって4月30日や6月30日など、カットオフ(区切り)の日付が異なります。

早生まれの子はどうする?(Holding Back)

1月〜7月生まれの子は、5歳になったばかり(あるいは4歳半)で入学することになります。 「まだ体が小さいし、クラスメイトについていけるか心配…」という場合、親の判断で入学を1年遅らせる(Holding Back)ことも可能です。

Holding Backはオーストラリアでは割と一般的な選択肢なので、迷ったらプリスクールの先生や、入学予定の小学校に相談してみるのがおすすめです。子供の発達具合や性格など色々ありますからね。このHolding Backは日本であまりない慣習のため、私も最初理解するのに時間がかかりました。

学校の種類

オーストラリアも日本と同じく、私立(Private)と公立(Public)の学校があります。

公立はそのまま日本と同じく、政府が運営している学校です。シドニーに住んでいればニューサウスウェールズ州政府が運営しています。オーストラリアの公立学校は国民・永住権保持者であれば制服などを除き、学費はほぼゼロといっていいです。学校の質は後述の学区に依存するところはありますが、政府によって運営されているため一定の品質が保たれていると思います。

私立は、キリスト教系の学校、そして端的にお金持ち向けの学校のサブカテゴリーがあると思っています。前者は教会などが運営の一部に携わっていることもあり学費は発生しますがそこまで高くはありません。後者は学力重視のスパルタ学校から、学力問わずお金があれば入れる学校、そのほかいろいろな学校があるようです。正直いって学費は異常です。もちろんピンキリではありますが、2026年1月現在において、おおよそ1年間の学費が3万ドルから5万ドル、日本円で300万円から500万円が相場です。

誰がこんな学費払えんねんってツッコミ、お待ちしています。

この記事では公立校に焦点を当てます。

学校はどうやって決める?「学区(Catchment)」の掟

オーストラリアの公立校(Public School)は、住んでいる住所によって通える学校が決まっています。これを「Catchment Area(キャッチメント・エリア)」と呼びます。そのまんまですが、日本語でいうところの学区です。

自分の学区の調べ方

各州の教育省のサイトにある「School Finder」を使います。住所を入力すると、「あなたの学校はここ!」と表示されます。

学区外(Out of Area)の学校には行けない?

「隣の学校の方が評判が良いから…」という理由で学区外に申し込みたい場合、不可能ではありませんがハードルは高いです。 その学校の定員に空きがある場合に限り受け入れられますが、人気の学校は学区内の生徒だけで満員になるため、断られることも多いのが現実です。

学区を巡る争い

私の居住するシドニーは、地区によって平均所得や治安、街の雰囲気がだいぶ違うことが多々あります。あんまり公には言いにくいですがこういった要素は、必然的に学校の評判や質へ直結しがちがです

早い話、人気のあるPublic Schoolのある学区の家賃や不動産価格は高くなりやすい傾向があるなど、オーストラリアで子供に良い教育を受けさせるのもなかなか大変です。このへんはオーストラリアに住んでいるとあまりSNSなどでスポットライトを浴びることはあまりない、現地生活で苦労をしているところの1つですね。

前述の通り、オーストラリアのPublic Schoolは国民・永住権保持者であれば制服などを除き、学費はほぼゼロといっていいです。したがって我が子を少しでもよいPublic Schoolに入れたいと思うのは親であれば必然な思いです。しかし学区の決まりが厳しいこともあり、少しで良いCatchmentの学校に子供を送りたい一心で、居住地の詐称をする家庭が一定数いるようです。なので後述しますが自宅を証明するのも一苦労です。いやはや、、、

入学申し込みの手続き(Enrollment)

公立校の場合、入学の前年(子どもが4歳の年)の半ば頃から手続きが始まります。今は多くの州でオンライン申請が可能です。

必要な書類(これが結構大変です)

  1. 子どもの出生証明書 (Birth Certificate): パスポートやビザなど。
  2. 予防接種証明書 (Immunisation History Statement): 日本の母子手帳ではなく、オーストラリアのMedicare(myGov)からダウンロードした正式な履歴書が必要です。
  3. 居住証明 (Proof of Address): これが一番厳しいです。「本当にその学区に住んでいるか」を証明するために、「100ポイントチェック」のような書類提出を求められます。
    • 賃貸契約書または売買契約書
    • 電気・ガス・水道の請求書(過去3ヶ月以内)
    • 運転免許証など

前述の通り、居住証明はなかなか厳しいです。噂によれば定期的にちゃんと住んでいるのかチェックされることもあるとか…

入学前の重要イベント「オリエンテーション」

入学手続きが完了すると、10月〜11月頃に「Orientation(オリエンテーション)」や「Transition Program」の案内が来ます。

これは、子どもたちが実際に学校へ行き、教室で遊んだり、先生と触れ合ったりする「お試し入学」の日です。 親向けには制服ショップ(Uniform Shop)の案内や、学校生活の説明会が行われます。ここで「Class Parents(クラス委員)」のようなボランティア募集の話があることも。

私もオリエンテーションに参加しました。校長先生などが挨拶して、学校の特色や思いを語る場でもあります。また、他の親御さんがどういう雰囲気なのか、どういう家庭が多いのかを見る良い機会でもありました。

親が準備しておくべき「3つの神器」

入学までに揃えておくべきアイテムをご紹介します。

① ランチボックスと水筒

オーストラリアの学校には給食がありません(スクールカンテーンという売店はありますが、毎日は使いません)。 以下の3つの時間に合わせて、食べ物を分けて持たせることが多いです。

  1. Crunch & Sip(野菜・フルーツ休憩): カットした人参、りんご、きゅうりなど。
  2. Recess(中休み): クラッカー、チーズ、マフィンなどの軽食。
  3. Lunch(昼食): サンドイッチ、おにぎり、パスタなど。

これを毎日朝準備するのかと思うと、今からすでに頭が痛いです。日本の給食制度ってすごいなあ・・・(小並感)

② 制服と帽子

オーストラリアは「Sun Smart」という紫外線対策教育が徹底しています。 “No Hat, No Play”(帽子を忘れたら外で遊べない)というルールが絶対なので、学校指定の帽子(つばの広いもの)は必須です。

③ 黒い革靴と白い靴下

学校によって異なりますが、多くの公立校では「黒い靴(Black Shoes)」が指定されています。スポーツ用とフォーマル用を兼ねた、マジックテープ式の黒いスニーカーが人気です。Big WやShoes and Socksとかで大量に売ってます。まあ品質はピンキリですが、一定のクオリティのものを選ぶと40ドルとかします。高い。

「自分のことは自分で」の練習を

勉強(読み書き)は学校に入ってから教えてくれるので焦らなくて大丈夫。それよりも、先生たちは以下の「生活スキル」を身につけてきてほしいと言っています。

  • トイレ: 一人でトイレに行き、手を洗えること。
  • 食事: ランチボックスの蓋や、スナックの袋を自分で開けられること。
  • 着替え: 上着の脱ぎ着や、靴の脱ぎ履き(紐靴ではなくベルクロがおすすめ)。
  • 持ち物管理: 自分の荷物をバッグに入れて背負えること。

このへんはチャイルドケアに通っていると、チャイルドケアからレポートが子供が4歳ぐらいになると共有され子供がどういう状況かまとめてくれます。そして総合的にSchool Readyか否か、保護者面談などを通して判断してくれます。

チャイルドケアのゴーサインがないとBig Schoolにスムーズにいけない場合もあるようです。

終わりに:親も一緒に楽しもう!

「学校でうまくやれるかな?」「友達できるかな?」と親の方がドキドキしてしまいますが、子どもたちの適応能力は驚くほど高いです。 最初の数週間は泣いてしまう子もいますが、すぐに「Big School」の生活に誇りを持ち始めます。

これから始まる6〜7年間の小学校生活。子供は最近生まれたばかりような気もしますが、親も学校のコミュニティに参加して、一緒に楽しんでいきましょう。

日本生まれ、海外育ち、2018年よりオーストラリア在住。2021年7月に第一子が誕生。普段は外資系企業でサラリーマンやってます。

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