【2025年版】オーストラリア株式市場について考えてみる

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こんにちは。ジュークです。

2020年に主にオートラリア株式への投資を始め早5年となりました。始めてまもなく投稿した以下の記事は毎月一定のアクセスを記録しており、ありがたい限りです。

一方、当時から知見も経験も増えてきた。AIを使って情報も得つつ、書き直しの意味も含め、その上乗せ分をこの記事で書いてみたい。

オーストラリア株式市場の概要

まず、オーストラリアの株式市場について簡単にご紹介します。オーストラリア証券取引所(ASX)は、南半球最大の証券取引所であり、時価総額では世界17位に位置しています。特に資源や金融セクターが強いことが特徴だと言える。

以下はAIに聞いた近年のオーストラリア市場の概要である。

ChatGPT:

近年のオーストラリア株式市場(ASX)は、世界経済の不確実性がある中でも比較的堅調に推移しています。特に、インフレの鎮静化と金利の安定が投資環境を好転させる要因となっていると考えられます。政府のインフラ投資や再生可能エネルギーへのシフトも、特定の業界にとってプラス材料となっています。

DeepSeek:

  1. COVID-19パンデミック(2020年):
    • パンデミック初期には大幅な下落が見られましたが、政府の経済支援や中央銀行の金融緩和により回復しました。
    • 医療やテクノロジー株が注目を集めました。
  2. 資源セクターの活況:
    • 鉄鉱石や石炭などの資源価格上昇により、資源関連株が好調でした。
    • 中国の需要が資源セクターを支えました。
  3. 金利動向:
    • 低金利環境が続き、株式市場を支えましたが、2022年以降は世界的な金利上昇の影響で市場が不安定になりました。
  4. インフレと金利上昇(2022年-2023年):
    • インフレ抑制のための金利上昇が企業の資金調達コストを押し上げ、株価に圧力をかけました。
  5. 地政学的リスク:
    • 米中貿易摩擦やウクライナ情勢などが市場に影響を与えました。
  6. テクノロジー株の成長:
    • テクノロジー株が成長しましたが、金利上昇により2022年以降は調整局面に入りました。
  7. ESG投資の拡大:
    • 環境・社会・ガバナンス(ESG)を重視する投資が増加し、再生可能エネルギー関連株が注目されました。

総じて、資源セクターの強さや世界的な経済状況が市場を牽引しましたが、金利上昇や地政学的リスクにより不安定さも見られました。今後の動向は、世界的な経済情勢や政策に左右されると考えられます。

ともに悪くない評価となっていると受け取れる。とはいえ、過去5年間のASX200指数は以下の通り。ちなみに日経平均は同期間で70%、米・NASDAQは115%伸びているので比較するとその成長ぶりは疑問符が残る部分はある。

出典:Google

有望な投資セクター

投資手法は色々とあると思うが、有望なセクターをChatGPTに聞いてみた。

(1) 鉱業・資源 オーストラリアは世界有数の資源国であり、鉄鉱石やリチウムの輸出は経済に大きく貢献しています。特に、電気自動車(EV)市場の拡大に伴い、リチウム関連企業への投資は今後も注目されます。さらに、銅やニッケルなど、再生可能エネルギー技術に不可欠な資源にも関心が集まっています。

(2) 再生可能エネルギー 政府の脱炭素政策により、再生可能エネルギー関連企業が成長を続けています。特に太陽光発電や風力発電に関連する企業は、政府の補助金や規制の緩和を追い風に、引き続き有望な投資先となるでしょう。加えて、水素エネルギーへの関心も高まっており、今後の技術革新が期待されています。

(3) 金融・銀行 オーストラリアの銀行業界は、国内経済の安定に支えられ、安定した利益を上げています。特に、金利の変動が収益に影響を与えるため、中央銀行の動向を注視することが重要です。また、デジタルバンキングやフィンテック企業の成長にも注目が集まっています。

(4) ヘルスケア・バイオテクノロジー オーストラリアは医療研究やバイオテクノロジー分野でも高い評価を受けています。特に、高齢化社会が進む中、医薬品や医療機器関連の企業は安定した成長が見込まれます。

概ね合意するところだが、最も伸びを実感しているのは(3)の金融・銀行セクターであろう。最大のメガバンク・コモンウェルス銀行を筆頭にその伸びはこの5年間顕著であった。以下はコモンウェルス銀行の過去5年間の動向だが、ASX200指数の四倍近い結果を残した。

出典:Google

(1)の鉱業・資源においては、確かに国策産業であるため今後も安定して国家予算が注ぎ込まれることは否定できない。また世界経済が成長するには石炭やリチウム、ウランなどの資源が欠かせないことは確定しているのでその需要も固い。

一方、オーストラリア最大で世界最大級の資源企業であるBHPの株はこの5年間伸び悩んだ。おそらくEV需要が思ったより伸びていないことや、個人的な推測である「今後も伸びることがすでに織り込まれている」可能性も高いと思われる。人口増加や世界経済の伸びはある程度予測ができるため、それに伴う資源需要もおそらくある程度予想ができるためBHPの業績も多少なり推測可能であるのかもしれない。

出典:Google

投資のポイントとリスク管理

ChatGPTの回答は以下の通り。

  • 分散投資の徹底: 鉱業、エネルギー、金融、ヘルスケアなど、異なるセクターに分散投資することでリスクを低減できます。
  • 長期視点での投資: 短期的な市場の変動に左右されず、長期的な成長性を重視したポートフォリオを構築することが重要です。
  • 最新の市場情報をチェック: 政策変更や国際的な経済動向を注視し、適切なタイミングで投資判断を行うことが求められます。
  • リスクヘッジの活用: ヘッジファンドやオプション取引を活用することで、ポートフォリオ全体のリスクを管理する方法もあります。

概ね合意である。オーストラリアはしょせん人口2600万程度の国である。この膨大な国土に日本の1/5しか人が住んでいない。また、世界に誇れる規模の産業は資源ぐらいである。金融も製造もITも世界で戦えるほどの規模感もない。あくまで国内需要を賄うための規模であると言っていい。

したがって、世界的に見れば小さい経済規模であるため外からの影響を受けやすい。例えば、中国経済のアップダウンはオーストラリア経済の柱である資源産業の動向はかなり影響を及ぼす。今や最大の輸出先となった中国の動向はこの国の経済に良い意味でも悪い意味でも大きな意味を持つようになった。また、アメリカ経済の影響もそれなりに受ける傾向がある。一方、長期で見れば成長しかしていない国家であるため、ChatGPTの言う通り分散投資を長期視点で行うことが肝と思える。実際、この5年やってきてその実感はある。

そんな理解を私は持っているのでもちろんオーストラリアの1カ国にフルベットはしておらず、S&P500や世界株式のETFなども組み込み、バランスを考えている。ただこれに絶対的な正解は存在しないため、日々手探りであり、結果論的に学ぶこともあるだろうと考えている。

日本生まれ、海外育ち、2018年よりオーストラリア在住。2021年7月に第一子が誕生。普段は外資系企業でサラリーマンやってます。

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