【雑記】オーストラリアで始めた副収入の進み具合

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こんにちは。ジュークです。

過去のいくつかの記事でも触れてきたように、オーストラリアに2018年に国際結婚を機に渡ってきてから株式投資や比較的金利の高い銀行に貯金を預けるなどして仕事以外での収入を増やすことに専念してきました。

今日は簡単にその進み具合をご紹介します。

ノーリスク・スモールリターンの銀行金利

私は現在、オーストラリアにて3つの銀行にて口座を所有しております。

まずメガバンクの一角であるCommonwealth Bank。青でもなく赤・黒でもなく、この銀行を選んだ理由は特にないのだが、豪州に学生として滞在していたときも使っていたし、今住んでいる家からもっとも近い支店があるのがこの黄色い銀行という理由なだけ。特にこの支店に行ったことも開設したときの1回のみなので、いよいよこの銀行でなければならない意味はなくなった。

この口座に、会社からの給与の振り込みに使っている口座もあれば、奥様との共同口座もある。オーストラリアでは一般的に普及している共同口座を使って、いつもの生活費や一緒に外食した時などはこの口座のカードで支払っている。後から誰が払った、いくら使ったなどの面倒な会話がなくなるので便利。

コロナ前は、Commonwealth Bankの口座を持っていると無料で発行できた Travel Money Cardなどもさすが大手銀行といえるサービスであった。簡単に説明すると、ユーロやアメリカドルや日本円などの外貨とオーストラリアドルをいつでもお手軽なレートでスマホのアプリ上で換金できる。日本への一時帰国などの時は、日本円をカードに入れておけば日本で支払う時は自動的に日本円で決済される。手数料はもちろんゼロ。

今はコロナですが、ご興味の方は作ってみては。(公式ページはこちらから。別タブで開きます)

肝心の貯蓄口座の金利は、日本のメガバンク並なのでこの銀行に金利を期待するのは無駄だ。おそらく金利で顧客に還元するビジネスからこの銀行は手を引いたのだろう。

2つ目の銀行口座は、UBank。オーストラリアで数年前から人気が増え出したオンライン銀行である。私が口座を作った2018年当初は金利3%前後と、日本で長く暮らしていると「マジでそんなにくれんの!?」と思うぐらい高い利率だった。コロナウィルスなど諸々あった現在は、1.1%まで落ち込んだがそれなりの金額を入れておけば何をしなくともお小遣いは入る数字である。この1.1%は毎月200ドル入れておけばもらえるので、ほぼ無条件でもらえると言っていい。ストレスフリーである。

過去に紹介した記事はこちら。

3つ目は、もっとも最近開設したING Bankである。月に5回以上支払う、毎月1000ドル以上振り込む、貯蓄口座の残高が前月より高くないといけないなど条件はあるものの、普通に生活していればどれも気がついたら満たしているものばかり。よって、実質無条件で毎月1.35%の金利を得ている。

こちらも過去に紹介しております。

1.1%や1.35%と聞くと小さい数字かもしれないが、仮に100万円いれていれば1年に何もしなくても1万円はもらえるという計算になる。お金をいれておくだけでちょっといい飯を食いに行けると思うとお得ではないか。

オーストラリア在住者なら、この金利だけで毎月のコーヒー代は賄える金額である。ただでさえ美味しい豪州のコーヒーが実質無料なんて、素敵ではないですか。

これら貯蓄口座の金利は全くリスクがないので、リスクを回避したい人にはおすすめ。

利益は出ているものの毎日そわそわの株式投資

過去の記事でも述べているように、オーストラリア株式を中心とした投資も始めた。かれこれ1年半ほどになる。

コロナウィルス勃発前後から始めたため、買い時としては今思うと昨今では比較的タイミングで購入できたため、今は軒並み含み益が出ていることは出ている。

6月までは絶好調であったオーストラリア株式も、6月に入ってから波が少しあった。そして2021年6月26日本日よりニューサウスウェールズ州にてロックダウンが始まり、各州がまた州境封鎖を行う、レストランなどが軒並み閉まってまた雇用率が云々…なども色々あるので油断はできないのが本音。

とはいえ、私は軒並みオーストラリア経済の顔とも言える大企業の株、いわゆるブルーチップストックの一部しか買っていない。これら企業が潰れる時は、オーストラリアという国家が傾く時なのだと腹を括っている。そんなことが起きて株で損をしても、誰も責められないだろう。

これまでは企業の個別株を中心に買っていたが、この頃はETFの積み立ても少しずつ始めた。オーストラリアドル建てにはなるが、新興国ETFや米国・欧州・日本の世界的にも大きい企業の株式をまとめたETFなど、少額ではあるがオーストラリア以外にも分散していこうと思っている。

オーストラリアの大企業は一般的に、年に2回配当を払う。まだお小遣い程度の金額で、今後もその見込みではあるが前述の金利と同じで、こういうことは塵も積もれば山となる方式だと思っているので地道に積み立てていく。

株を一定数保有していると、株主限定情報や株主優待パッケージなどのメールも来るようになった。ほとんどのお知らせは私に無縁のものが多いが、時折面白いものもある。某大手スーパーの株を少し保有しているが、株主優待でワインが全品7割引きなどもあった。私はお酒が飲めないのでメールはそのままゴミ箱に消えたが、お酒が好きな人にはオイシイ情報だっただろう。

なお、オーストラリアの株式市場の全体像についてはここでまとめました。2021年6月現在、日本在住者が豪州株式を買うハードルは高いようなので、個人的には残念ではある。

なお、以前の記事で紹介したお手軽に投資を始められるRaizに関しては、2021年4月に解約した。Raizのサービスは日々のスーパーやガソリンスタンド、外食などの支払いから一定の割合の金額を自動的に投資口座に回してくれるというもの。一度に大きい金額を投資に回すのはリスキーな人や、手軽に初めて見たい人に受けているサービスのようだ。かくいう私も以前はそうだった。しかし、初めてみてやっぱり実感したが日々の支払いなどの金額など、しょせんたかが知れている。よって、毎月の手数料の方が株の利益より大きくなってしまう月もあったりして、本末転倒だと思ったのが解約の理由だ。

終わりに

日本在住時は、少なくとも私の周りには株式投資をしている人はほとんどおらず、さらに私の親世代の多くは「投資は博打」といった価値観がありなかなか始めるきっかけがなかった。

当時、CMなどで流行った某「1000円から始められる株式投資」を思いつきで始めたのが私の株式投資の第一歩である。

オーストラリアで働いてて何度も思うが、こちらでは投資はごく自然なことでむしろやっていない人の方が少ないとまで言えるかもしれない。オフィスにいけば、朝の同僚との雑談ではよくあるトピックである。どこの株価が上がった、どこがIPOした、どこの会社の経営が傾いている、など。

これには2つ日本とオーストラリアで異なる背景があると思っている。まず1つ目が、オーストラリアは過去30年で株式が倍近くになっているので、「株を買えば儲かる」社会通念がある程度確立しているとも思う点である。2つ目は、一般企業に勤めるサラリーマンという観点でいえば、オーストラリアでの雇用は日本ほど守られていない。よって、フルタイムの仕事しか収入がない状況は「リスク」と考えられている気がする。直球な表現を使えば、いつクビになっても飯を食っていける状況を自分で作らないといけない。

ただ、所詮は株式なので、当たり前ながら日々上下は起きているし、儲かる保証など当然ながらないわけなので、そのリスクを飲んだ上で投資はする必要がある。

目標は、生活に必要最低限必要なお金は副収入で賄いたいとは思っているが、まだまだ遠く及ばないのが現状である。

今日はこのへんで。

日本生まれ、海外育ち、2018年よりオーストラリア在住。2021年7月に第一子が誕生。普段は外資系企業でサラリーマンやってます。

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