豪州で10カ月間働いてみて

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こんにちは。ジュークです。

今年も早くも10月に突入し、残すところ2ヶ月ですね。オーストラリアは南半球で、季節が日本とは逆のため、これから春です。まだ朝晩は寒いですが午後はだいぶ暖かくなってきました。

私がオーストラリアへ移住したのは2018年12月のことですので、だいたい1年が経過。今の会社に就職したのも2019年1月、今月でだいたい10ヶ月です。


思ったことをつらつらと、書いていきます。

ワークライフバランスは言うことなし

何度かお伝えしている通り、残業や終業後の飲み会はありません。5時ごろにそそくさと退社し、6時には帰宅するなり奥さんや友達とご飯食べに行くなり、好きにできています。週末出勤なども一切ないです。

一点あるとするならば、アメリカ企業に勤めているため、早朝・深夜会議があることぐらいでしょうか。オーストラリアの夕方にアメリカが目覚めてくるので、真逆の時間に生きていますからね。まあ、でも会議も月に1〜2回ですし在宅勤務も自由にOKなので「もう嫌だ!!」と思うことはありません。

分業制のあれこれ

色々なブログ・書籍で言われている、欧米社会の「分業制」。簡単にいうと、各従業員の職務が明確に規定されており、それ以外の職務をやる必要がない(やると上司に無駄なことをするな、と注意される)働き方のことです。

概念はわかっていても、実際に分業制の環境で働き始めてから、「ああ、分業制ってこういうことなんだ」とわかることも多いです。分業制の良いところは、日本でありがちな「なし崩し的に仕事を任され、残業が増える」が無いことです。

私も日本で働いていた時は、明らかに自分の仕事でないのに、「人がいないからお願い」的な殺し文句で押し付けられていたことが多々ありました。もちろん、それをやったからといってお給料が増えるわけでも、昇進が早まることもない、現実的な言い方をすると「ボランティア業務」です。

一方、オーストラリアは入社時の契約書で規定された業務だけを行います。「あなたの仕事はAとBとC、評価基準は1と2と3」と言った風に明確になっています。そのため自分の業務外の仕事を振られたら、自ら「それ私の仕事ではないので」と言っても構いませんし、上司が「変な仕事を部下に振らないで」と言ってくれます。別にこういう発言で咎められることはありません(もちろん適切な言い方はあります)ああ、これはなんて素晴らしいシステムなんだろう、と私は最初思っていました。

働き初めて3ヶ月くらいで1つ違和感が出てきました。それは「会社の全体像や方向性が見えにくい」ことです。理由は簡単で、営業は営業、開発は開発、事務は事務の仕事をしており、お互いの会議に出ることもごく稀、仕事で直接関わる部署を除いた横断したコミュニケーションは限定的です。そのため、自分のチームや部署の現状はわかっていても、会社全体としてどういう状態にあるのか、会社としてどういう目標に向かっていて現状どうなのか、などがいまいち分からないことが多々有ります。

日本でも「会社の全体像が完全に見えていたか」というと答えは「ノー」です。しかしながら、私の勤めていた会社では毎週月曜日にチーム全員が集まり、「営業は〜」「開発は〜」「物流は〜」といった各部署から1つずつ報告と相談の場があったので、なんとなく「物流はこういう課題があるんだな〜」とか「あの製品の開発うまく言ってないんだ〜。お客が変な期待持っていたらフォローしとかないとな」など思っていました。

そもそも、会社の全体像を知りたいか、というのも個々によりけりです。「自分の仕事ができていればそれでいいじゃないか」という意見も、もちろんあります。一方で私は、会社全体としての動きが一貫していないと、ベストな結果は出ないのではないか、と思うのでときおり、徹底した分業制に違和感があります。もちろん、0か100の議論ではないので、最終的にはバランスの考え方なんだとは、思います。

一度この分業制での違和感を、上司に伝えたことがあります。

「言いたいことはわかる。一方で、会社全体のことは、マネジメント層の仕事であって、君の仕事や気にする事ではない。マネジメントが君の仕事が会社全体の目標と合致していることを管理しているから、安心してよい」


まあ、ごもっともな回答でした。

転職市場のあれこれ

こちらも多くのブログと書籍であるように、オーストラリアは転職が盛んです。日本と違い、ごく自然なごく当たり前なこととして社会に存在しています。理由は様々。キャリアチェンジをしたい、もっとお金を稼ぎたい、昔の上司に誘われた、家族ができるからもっと安定した会社に行きたい、など。

転職エージェントも無限に存在しています。いわゆるグローバルリクルーターである、Robert Walters、Adecco、Michael Page、HAYSなどはもちろん、大中小様々な規模のエージェントが存在します。また、同じ英語圏ということで、アメリカやイギリス、シンガポールからも時々連絡がきます。

私も日本で転職経験がありますが、日本・オーストラリアと国や文化問わず、転職は「縁」と「タイミング」とつくづく思います。転職は、言い方を変えれば「椅子取りゲーム」です。前任者の退職、事業規模拡大による増員、スタートアップなど理由は色々あれど、求人が出るということは「椅子が空いた」ということなんでしょう。その椅子の情報、アクセス、そして他にもその椅子を狙う猛者たちとどう差別化していくか、が転職の「縁」と「タイミング」なんだと思います。自分が転職したくても、椅子が空いてなければ転職できないです。

オーストラリアは労働流動性が高い。ということは、椅子が空くサイクルも早ければ、自分の椅子が奪われることだってあるんです。企業合併、事業売却・買収、拠点変更、ファンクションの縮小拡大など理由は様々ですが、労働はその形と環境を激しく変えています。日本も少なからずありましたが、そのスピード感は、オーストラリア、というより私が働いている業界では、数段早いです。
なので、私がおすすめしたい、そして実際に行なっているのは、下記の2点です。

①常に転職のアンテナは張っておく(現在の仕事の状況問わず)

②リクルーターとの接点は常に維持しておく

この2点に限らず、オーストラリアで実際に働いてみると、色々見えてくることがあります。もちろん、バラ色の毎日ではなく、「ああ、こんな苦労は日本に残っていたら、なかったんだろうな」と思うことは多いです。同時に、オーストラリアで働くということを通して、学ぶことも多いです。ワークライフバランスなどの目に見える環境から、「自分にとって働きやすいとはなんなのか」を考える日々です。

それでは、本日のこのへんで。

Juke

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